香りを楽しむアールグレイティーのおすすめの飲み方・入れ方

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香り豊かなアールグレイティーの飲み方

 

アールグレイティーはベルガモットで香りをつけた、フレーバーティーです。

ベルガモットとはミカン科の植物であり、この精油で香り付けされたアールグレイティーはフレッシュな柑橘系の香りをほのかに持ちます。

茶葉がもともと持っていたのではなく、後から人工的に付けられた香りであり、冷やしても風味が落ちることがないため、アイスティーで頻繁に用いられます。

ホットティーにおいては、ベルガモットの芳香がより引き立ちますが、アイスティー用に製造された茶葉であると、香りが必要以上に強く出てしまうことがあります。

 

アールグレイティーの飲み方で最もポピュラーなものは、ストレートティーです。

すっきりとした味わいは、洋菓子と共に楽しむのに向いています。濃厚な生クリームやチョコレート、バターたっぷりのケーキといった重めの洋菓子最も良く合うのは、軽めのストレートティーです。

ベルガモットは柑橘系の香りなので、レモンやオレンジを使用したフルーツケーキもまた良い組み合わせとなります。

 

アールグレイティーのベルガモットの芳香は、ミルクとの相性も良く、ミルクティーとしても人気です。

特に茶葉を牛乳の中で煮出したロイヤルミルクティーは、芳醇な味わいとなるでしょう。

アールグレイの中でも、ミルクティーに向いているとされるのが、スリランカのウバ州で生産されるウバ紅茶の茶葉です。

ウバ紅茶は、ウバ・フレーバーと呼ばれる独特の香りや、渋みのある味わいを持ち、最高級の紅茶とされます。

さらにベルガモットの香りが加わり、ミルクによって引き立つと、それは最上質の香りのハーモニーとなるでしょう。

 

ストレートティー、ミルクティーにトッピングを加える飲み方もおすすめです。

ジンジャーやシナモンを加えると、大人の上質な味わいを楽しめます。

ストレートティーには、レモンやオレンジなどの輪切りやジャムを加えるアレンジも良く合います。

もともと柑橘系の香りのアールグレイティーと、フルーツの相性は抜群です。

 

ミルクティーには、ウインナーコーヒーのような生クリームのトッピングも違和感なく溶け込みます。

その上にチョコソースや砕いたアーモンドをかければ、カフェ風のデコレーションが出来上がります。

様々なフレーバーと相性の良いアールグレイティーは、応用範囲が非常に広い紅茶です。

アールグレイティーは工夫次第で、素敵なティータイムを演出できる紅茶でしょう。

ミルクティーと相性の良いアールグレイクリームは最高のコンビネーションを作り出してくれます。

 

 

紅茶の最高のおいしさを引き出す入れ方

 

アールグレイティーは、他の一般的な紅茶と同じ方法で入れますので、特別な入れ方を習得する必要はありません。

一般的な英国式のティータイムの作法に従って楽しみましょう。

アールグレイティーに限らず、紅茶は入れ方によって美味しさが変わるものです。

まずは、ポットの温めから始めましょう。

ポットにお湯を一旦入れて温めてから、そのお湯を捨てます。

この作業をしておくことで、紅茶の美味しさがより引き立つでしょう。

 

紅茶を出す水には、軟水を選びます。

日本の水道水はもともと軟水であるため、水道水をそのまま使用すれば問題ありません。

ミネラルウォーターは硬水であることが多く、紅茶にはあまり向きません。

 

水をやかんに入れ沸騰させますが、この時の沸騰の具合も、紅茶の味の重要なポイントとなってきます。

紅茶の茶葉は、ジャンピングと呼ばれる段階を経て抽出されます。

ポットの中を茶葉が上下にジャンプするように動くことで、香りや旨みが引き出されるため、ここの動きを大きくする空気の動きが必要です。

この空気の動きが一番大きく出る沸騰直後に、やかんを火からおろし、茶葉を入れたポットに注ぎます。

沸騰前の気泡が出ていない状態や、沸騰後も火にかけ続け気泡がぼこぼこ出て空気が抜けてしまっている状態のお湯では、ジャンピングが起きません。

お湯は沸騰直後の、100℃の状態で必ず入れましょう。

この時、ポットより少し高めの位置からお湯を注ぐことも、ジャンピングを起こさせるコツです。

 

お湯を注いだら、ポットに蓋をして3~5分ほど蒸らしましょう。

テーブルに運ぶなどカップに注ぐまでの時間がかかる場合は、ティー・コージーと呼ばれる綿やアルミなど断熱材入りのカバーをポットに被せておきます。

茶葉がポットの下部に沈み、蒸らし終えたら、ポット同様あらかじめ温めたティーカップに注ぎます。

カップに注ぐときは、紅茶が冷めないように低い位置から注ぎます。

高い位置から注ぎ、空気に触れてしまうと冷めてしまいます。

 

英国のマナーに従い、ポットは片手で持ちます。

もう片方の手でポットの蓋を押さえてはいけません。

蓋を押さえずに注ぐのが不安な場合は、蓋のストッパー付きのポットを事前に購入しておくと安心です。

複数個のカップに注ぐ時は、一杯ずつ入れるのではなく、少しずつ注ぎ分けるように入れましょう。

 

ポットに残った最後の一滴は、ゴールデンドロップと呼ばれる最も美味しい一滴です。

お客様にお出しする時は、このゴールデンドロップをお客様のカップに入れるようにしましょう。

この一滴を入れることが、おもてなしとなります。