アーユルヴェーダでおなじみ!リコリス(甘草)の歴史や効果は奥が深い

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皆さん、こんにちは(^∇^)
少しずつ秋の足音が近づいている今日この頃ですが、夏の疲れが出始めた人も多いと思います。

極端に暑さを感じたり、冷えを感じたりすることもあるのではないでしょうか。

 

今の時期に積極的に取り入れたいのがインドの伝統医学・アーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダは、心身のバランスを整えることで、健康維持や不調を回復する自然療法のことをいいます。
ヨガや瞑想、マッサージのほか、ハーブを活用した食事療法などが用いられます。

 

アーユルヴェーダで頻繁に活用されているのが、リコリス(甘草)です。
今回は、リコリスの歴史やアーユルヴェーダにおけるリコリスの活用方法、効果をご紹介します。

 

 

 

 

●リコリスってどんなハーブ?歴史についても学ぼう

 

リコリスとは、地中海沿岸を主な原産地とするマメ科カンゾウ属の多年生の植物です。
和名を「スペインカンゾウ」「甘草(カンゾウ)」と呼び、草丈1m程度に生長します。

 

開花時期は6~8月で、薄紫や青色の綺麗な花が特徴的です。
主にハーブに使用されるのは根っこの部分で、そのまま加工される場合と抽出液が利用される場合とがあります。

 

同じリコリス名称を持つ彼岸花と混同されやすいですが、実際は全く別物です。
彼岸花は東南アジアを原産とするヒガンバナ属の植物です。

 

リコリス(甘草)の歴史は古く、紀元前2000年頃に古代エジプトの王・ファラオや古代ギリシャのアレクサンダーにも愛用されていたといいます。
当時から薬草として用いられており、喉を潤すためにハーブティーとして飲まれていました。

南アジアから中東、ヨーロッパへと伝わっていった歴史があります。

 

 

 

●アーユルヴェーダにおけるリコリスの活用方法

 

アーユルヴェーダでは、生き物や物質などすべての物はトリ・ドーシャと呼ばれる3つのエネルギーに分けられるという考え方が基本です。

秋は火と水のエネルギーである「ピッタ」が溜まる季節と考えられています。
一方で、風と空のエネルギー「ヴァータ」に移り替わるともいわれるため、双方のバランスが崩れやすい傾向にあるのです。

 

アーユルヴェーダにおけるピッタの機能は消化。
ヴァータの機能は体の動き全般や神経伝達です。
ピッタを抑えながら、ヴァータが増えすぎないように調整していくように心がけ、消化不良や自律神経の乱れを起こさないようにしましょう。

 

リコリスにはピッタやヴァータを鎮静する作用があり、熱を冷ます作用があるため、夏の疲れが出やすい秋にピッタリのハーブです。

気温が低くなるにつれて、ヴァータの傾向が強まるため、体を温める作用のあるカルダモンやフェンネル、シナモンなどのハーブと組み合わせるのがおすすめです。

 

ちなみに、カパは水と土のエネルギーを表すもので、冬から春にかけて増えると考えられています。
カパは安定性を象徴するものですが、増えすぎると肥満や倦怠感が起きやすくなります。

リコリスはカパにも影響が少ないため、ブレンドによって1年中活用できるハーブです。

 

アーユルヴェーダについては、こちらのブログも参考にしてください。

https://teatotal.jp/about-ayurveda/

 

●リコリスにはどんな効果効能がある?

 

リコリスは、アーユルヴェーダでは「ヤスティマデゥ」と呼ばれており、消化不良や風邪の症状、胃潰瘍などの症状に用いられています。

主成分のグリチルリチン酸は、砂糖の50~80倍もの甘みがあり、甘味料としても使用されています。

 

それだけでなく、抗炎症作用や粘膜保護作用を持つため、喉の腫れや痛み、胃粘膜の刺激による胃炎などにも効果的です。
リコリスは咳止めや去痰作用も兼ね備えているため、風邪薬に含まれることもあります。
熱を冷ます性質を持つため、解熱作用も期待できます。

 

季節の変わり目に風邪をひいてしまったら、リコリスのハーブティーがおすすめです。

その他、さまざまな効果効能が期待できます。

・抗菌作用
・利尿作用
・抗アレルギー作用
・整腸作用
・抗酸化作用

リコリスは甘みが強いハーブなので、ブレンドしやすく飲みやすいです。
アーユルヴェーダ入門にいかがでしょうか。

 

 

※アーユルヴェーダブリスティー

 

●リコリスをブレンドしたおいしいハーブティーで秋を迎えよう

 

本日は、リコリスをブレンドしたTeaTotalオリジナルのハーブティーをご紹介します。

「アーユルヴェーダブリスティー」の原料は、シナモン、オレンジピール、フェンネル、カルダモンといったスパイスとリコリスルートです。

スパイスの爽やかな香りやピリッとした風味も独特ですが、リコリスの甘みが加わることで個性的な味わいになっています。
スッキリした後味ですので、食欲がない時や暑さが厳しい時にもピッタリです。

 

含まれているスパイスは、どれも体を温める作用のあるものばかり。
アイスティーで飲んでも冷えすぎる心配がありませんし、冬にホットティーで飲むと体がぽかぽか温まりますよ!

 

過ごしやすい季節は、「食欲の秋」や「読書の秋」などの楽しみも増えます。
おいしいハーブティーで健康的な秋を迎えましょう♪

【hpuri】

<参考商品>