水道水で淹れる紅茶はまずい?軟水と硬水で紅茶の味が違うって本当?おすすめはどっち?

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皆さん、こんにちは。ライターのhpuriです(^∇^)
今年の立冬は11月7日から21日頃。一気に気温が下がり、慌てて衣替えした方も多いのではないでしょうか。

 

アイスティーを飲む機会が減った一方、ホットティーが非常に美味しく感じるようになりました。
体を温めたい時は、スパイスとミルクを加えてチャイを作るようにしています。

 

さて、皆さんは紅茶を淹れる時の“水”は何を使用していますか?
今まであまり気にしたことがないという人もいると思いますが、実は、水の種類によって紅茶の味が違うといわれているんですよ!

今回は、紅茶を美味しく飲むためのコツとして、紅茶を淹れるのに適した水の種類をご紹介していきます。

 

 

 

●日本の水道水はほとんどが軟水!水の硬度の基準を知ろう

 

水にもさまざまな種類がありますが、分類方法の一つに水質を表す「硬度」と呼ばれるものがあります。
水の硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量を数値化したものです。

 

硬度の基準は、水1リットル中に含まれるカルシウム・マグネシウムの量を炭酸マグネシウムの量に換算して区分されます。

世界保健機構(WHO)の飲料水水質ガイドラインでは、次のように区分されています。

<軟水>0~60㎎/L
<中程度の軟水>60~120㎎/L
<硬水>120~180㎎/L
<非常な硬水>180㎎/L

日本の水道水はほとんどの地域で軟水になっています。
これは、法令で水道水の硬度を300㎎/L以下にするよう基準が設けられているからです。

ちなみに、ニュージーランドの水も、日本と近い軟水の傾向にあるといわれています。

 

●水道水で淹れる紅茶はまずい?紅茶に適した水は軟水?硬水?

 

水道水で淹れる紅茶はまずいというのは本当なのでしょうか。

紅茶を淹れるのに適した水は、どちらかというと“軟水”の方です。
つまり、日本の水道水は紅茶を淹れるのに適した水ということになります。

 

なぜ、紅茶には軟水の方が向いているのかというと、軟水と硬水では紅茶の水色や味に違いがあり、軟水の方が紅茶の仕上がりが良くなるからです。

紅茶の抽出に軟水を用いると、紅茶に含まれる成分がしっかりと抽出されるため、香りが強く深みのある紅茶に仕上がります。
水色も明るいため、紅茶の綺麗な色を楽しめるというのも利点です。

 

一方、硬水を用いた場合、水に含まれるミネラル分にタンニンが反応するため、紅茶の成分が十分に抽出されないことがあります。
すると、香りが弱く、渋みやコクがあまり感じられない紅茶に仕上がってしまうのです。

硬水で紅茶を淹れると、水色はやや暗く、紅茶が黒っぽく濁る傾向にあります。

上記の理由から、紅茶を淹れるには軟水が適しているといわれています。
ですから、水道水でも十分美味しい紅茶が作れるんですよ!

 

 

●紅茶に適した水の硬度はどれくらい?水道水で美味しく飲むコツは?

 

紅茶を淹れるのに適しているのは軟水ですが、あまりにも硬度が低いと、苦み成分や渋み成分が多くなってしまいます。
そのため、紅茶を淹れるのであれば、水の硬度は30~50㎎/L程度が良いとされています。

人によっては、「水道水で紅茶を淹れても美味しくない!」と感じるかもしれません。
これは、おそらく水道水に含まれる残留塩素や有機物質が原因と考えられます。

 

水道水を沸騰させてから使用するようにすれば、紅茶を美味しく飲むことができます。
浄水器や塩素除去器を取り付けたり、電気ポットのカルキ抜き機能を使ったりして対処しましょう。

 

ただし、水を沸騰させると酸素が少なくなってしまい、紅茶の茶葉がジャンピングしづらくなります。
ジャンピングは、茶葉の香りや旨味成分をしっかり抽出するために重要なものです。

水の酸素をなるべく多く保つコツは、注ぎたての水道水を使用することと、水量を多めに沸かすことです。

 

 

●ペットボトルの水や硬水は紅茶には向いていない?

 

ペットボトルの水やミネラルウォーターは硬水に分類されるものが多いため、紅茶を淹れるのに向いていないといわれています。

では、軟水のミネラルウォーターならどうなのでしょうか。

 

そもそも、ペットボトルの水は酸素をあまり含まないため、紅茶には向いていません。
そのため、軟水であっても、ペットボトルの水は紅茶向きではないというのが一般論です。

実際のところ、私は今年の夏、ミネラルウォーターでアイスティーを作っていました。
箱買いしたペットボトルの水が硬度27㎎/Lの軟水でしたが、美味しいアイスティーを淹れることができましたよ♪

 

とはいえ、茶葉の抽出の際に沸かしたての水道水を使用していましたので、やはり美味しい紅茶に「酸素」は不可欠なのかもしれません。

また、紅茶を淹れるのに硬水が向いている場合もあるため、一概には言い切れない部分もあります。
紅茶特有の苦みや渋みを好む人は軟水の方が美味しいと感じるでしょうし、そうでない人は硬水の方が美味しいと感じる可能性があります。

 

ペットボトルの水や硬水は絶対にNG!というわけではありませんので、美味しいと思った水を使用するのが一番だと思います。

皆さんも、紅茶が美味しく飲める「お気に入りの水」を見つけてくださいね!

【hpuri】

 

 

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