『アールグレイ』は人名だった!グレイ伯爵とアールグレイの歴史

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アールグレイティーの香りの秘密

 

香りというものには見えない力があります。

それを証明するものが有名なアロマという考え方なのではないでしょうか。

人は生きて行く上で実にさまざまな困難に立ち塞がれ、そこで思い悩んだり落ち込んだりすることもあります。

それを解決してくれるということもあるわけです。

 

現状では、たとえば前述したようなアロマがあります。
今はさまざまなアロマ商品が提案されていますが、肝心なのは自分に合ったものを探し出すということ。

自分に合った香りが見つかれば、それで心を癒すこともできます。
しかし、こうしたアイテムは自分だけではなく、回りにも匂いが漂ってしまう場合もあり、何かと気兼ねしなければならない場合もあるわけです。

もっと手軽に落ち着いた香りを楽しめるものが必要になります。

 

そこで注目されるのが紅茶です。
こうした香りに定評がある紅茶と言えばアールグレイティーなどが有名でしょう。

アールグレイのもっとも顕著な特徴は何かと言えば、やはりこの香りではないでしょうか。
簡単に言ってしまえば、それはベルガモットの落ち着いた香り、ということになります。
アールグレイ茶葉の最大の特徴と言えるでしょう。

 

このベルガモットというのはミカン科の柑橘類で、精油を採取して香料として使われています。
アールグレイにもこのベルガモットが着香に使われているわけです。

ベルガモットの果実自体は生食や果汁飲料に使われることはなく、その多くは精油を採取して香料として使用されています。
着香したアールグレイの他にもオーデコロンを中心に香水にもしばしば使用されています。

 

アールグレイを飲めば、何となく気持ちが落ち着く、そう実感する方は多いのではないでしょうか。

それにはちゃんとした理由があります。着香に使われているベルガモットの香りには、実は鎮静と高揚という心理効果があり、気持ちを落ち着けたりリラックスさせるという効果があるわけです。

特に緊張した時などには優れた効果を発揮します。

 

以上のことから、人の精神面でも多大な効果を発揮するアールグレイですから、毎日の生活の中で緊張したり落ち込んだりしたときにはおすすめの紅茶となります。

また、そうでなくても単純に紅茶の香りだけを楽しみたいという方にも最適です。

 

このようにアールグレイティーというものは、紅茶の中でも非常に香りがはっきりしている茶葉ですから、紅茶の香りを楽しむ方にとっては最高の茶葉と言えるのではないでしょうか。

アールグレイはホットティーでもアイスティーでも、その芳醇な香りをしっかりと楽しむことができます。

 

 

アールグレイティーの名前は実は人名だったという説

 

アールグレイティーという名前は何も紅茶ファンの方でなくても、おそらくは誰でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

それだけ紅茶の中でも有名です。
この紅茶の主な特徴は豊かな香りです。
しかし、当然のことですが、紅茶のことについて詳しくない方もこの世の中にはたくさんいます。
紅茶派ではなくてコーヒー派であったり、そういう方はこのアールグレイティーと言われても、その詳しい意味までは理解できていないのが現状でしょう。

 

実はアールグレイティーの名前は人名からきているという説があります。
これはきっと知っている方はものすごく少ないのではないでしょうか。

単純に名前の意味を説明すれば、アールは伯爵という意味で、グレイは人の名前ですから、グレイ伯爵という意味になります。

正式にはチャールズ・グレイ、二代目グレイ伯爵です。

この二代目グレイ伯爵は紅茶の本場である英国の政治家で、首相も務められた人物でした。
短い間に実にさまざまな政治改革を行った有能な政治家です。

 

それではどうしてその英国の大物政治家が紅茶の名前になってしまったのかという由来です。
これにはいくつかのエピソードがありますが、一番語り継がれているものとしては以下のような話が残っています。

当時、中国に派遣された英国外交使節団が持ち帰ってきた中国産の着香茶がありました。

そのお茶をグレイ伯爵が大変に気に入ってしまい、着香茶の作り方を調べ、英国でそのブレンドを開発したのでした。
できあがった着香茶に自分の名前をつけたというエピソードです。

 

以上のことから、アールグレイティーの名前が時の首相であった二代目グレイ伯爵からきていることは分かっていますが、実は前述したような有力なエピソードにもいくつかの不明な部分もあります。

たとえば、英国外交使節団が中国から着香茶を持ち帰ったという事実は残っていないこと。

また当時の中国にはアールグレイティーの香りのもととなるベルガモットによる着香技術はまだなかったということなど、謎はかなりあるわけです。

 

第2代グレイ伯爵が大の紅茶好きだったことはたしかなようですが、実際に前述したようなエピソードがあったかどうかまではイギリスでも真実は解明されていないのが事実です。

アールグレイティーの名前は、実はグレイ伯とは直接関係がなかったという説もあります。

グレイという単語は当時流行していたことで、その名がつけられたという説です。