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皆さん、こんにちは。
毎年11月1日は紅茶の日です！
年に1回の紅茶の記念日は、紅茶の歴史に触れたり知識をより深めたりするのにピッタリな1日だと思います。
昨今の紅茶人気もあって、全国で紅茶の日にまつわるイベントも開催されるようです。
紅茶はスーパーやコンビニでも気軽に買えますが、デパートや専門店、通販でも購入できるなど入手方法はさまざま。
自分好みの紅茶を見つけるために知っておきたいのが“紅茶の等級（グレード）”です。
紅茶は等級によっていくつか違いがあるのですが、皆さんはご存知でしょうか。
今回は、紅茶の等級区分について知識を深めるとともに、TeaTotalで取り扱っているFTGFOP1という等級についてもご紹介していきます。
●紅茶の等級区分（グレード）とは？種類や特徴をチェック
紅茶の茶葉は大きく6種類の等級区分に分けられます。
紅茶は等級によって茶葉の形や大きさに違いがありますが、必ずしも品質やおいしさに関係するというわけではありません。
まずは、紅茶の等級区分による特徴の違いをみてみましょう。
①オレンジペコ（OP）
オレンジペコ（Orange Pekoe）は、先端から2番目に若い葉のことで、細かい針状をしているのが一般的です。
葉が1㎝弱と長くて薄く、この茶葉から抽出した紅茶は色が薄くオレンジ色に近いのが特徴的。紅茶の香りや味わいが強いのもオレンジペコならでは。
オレンジという名前は、オレンジの味がするという意味ではなく、出荷前の茶葉がキレイなオレンジ色をしていることからつけられました。
②ブロークン・オレンジペコ（BOP）
Broken Orange Pekoeは、フルリーフのオレンジペコを細かくカットした茶葉です。
葉のサイズが4㎜以下と非常に小さく、この茶葉から抽出した紅茶は色が濃いです。
香りも味も非常に強いため、ミルクティーに向いています。
茶葉が細かいため、短時間で抽出できるメリットがあります。
③ペコ（P）
オレンジペコの次に若い葉です。固めの葉で形は短く太く、よく揉みこまれています。
水色や香りはオレンジペコよりも若干薄めです。
④ブロークン・オレンジペコ・ファニングス（BOPF）
Broken Orange Pekoe Fanningは、ブロークン・オレンジペコよりもさらに細かい茶葉です。
BOPをふるいにかけて落ちた2㎜以下の茶葉で、BOPよりも香りや味が強いのが特徴的です。
需要は大きいですが、主にティーバッグやブレンドに用いられています。
BPやBOPはCTC製法で作られる茶葉です。
CTC製法とは、専用の揉捻機械でCrush（つぶす）Tear（引き裂く）Curl（丸める）工程を経る製法になります。
球状に近い形の茶葉が特徴的で、ミルクティーやチャイに向いているといわれています。
⑤ダスト（D）
紅茶の等級区分の中でもっとも茶葉が細かいものです。
茶葉の大きさは1㎜以下ですので、ほとんど粉末状といっても良いでしょう。
水色や味が濃く、抽出時間も短いため、主にティーバッグや製菓用に用いられています。
等級区分の違いが品質や味の良し悪しを決定づけるとは限りませんが、紅茶の水色の濃淡や香りの強さ、味わい、抽出時間に違いがあります。
●紅茶の等級区分のFTGFOP1とはどんなもの？
紅茶の等級区分のFTGFOP1は、紅茶の等級区分で最上級と呼ばれるものです。
アルファベットと数字だけだと分かりにくいため、「FOP」「TGFOP」「1」の順に意味を読み解いていきます。
①フラワリー・オレンジ・ペコ（FOP）
Flowery Orange Pekoeは、オレンジペコの中でも先端に一番近い、若い芽のチップ（白毛）が多いものを指します。
オレンジペコよりやや小さめで、上品な花のような香りが特徴的です。
②ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ（TGFOP）
FOPの一つで、「T＝芯芽」「G＝ゴールデン（黄金の葉）」を意味するTGが頭についた等級区分です。
TG（ティッピーゴールデン）の茶葉は、チップを乾燥させた後に金色に光り輝く「ゴールデンチップ」が多く含まれているため希少です。
収穫時期や収穫できる量に限りがあるため、他の等級区分よりも価格が高く、高級品として販売されています。
上品な味わいと香り高さが特徴的で、高級品にはさらにS（スペシャル＝特別な）やF（ファイン＝素晴らしい）が頭についています。
③1
FTGFOPの中でも特に上級なものを指しています。
つまり、希少価値の高い非常に優れた茶葉ということになります。
※FTGFOP1の茶葉を使ったTeaTotalのダージリンティーです。
BPやBOPなどCTC製法の紅茶は香りや味が強く、ミルクティーで飲むのにピッタリです。
しかし、ストレートティーで飲むと人によっては「濃い」「苦い」と感じることがあります。
抽出時間を長くしすぎると特にその傾向が出やすいです。
紅茶の等級（グレード）は品質やおいしさとイコールで結びつくとは限りませんが、FTGFOP1などの茶葉が高級で希少価値が高いことには変わりはありません。
ぜひ、紅茶の等級区分で最上級と呼ばれるFTGFOP1の茶葉を使ったダージリンティーをお試しください。
紅茶の苦みや香りの主張が強すぎることはなく、若々しく爽やかな香りや繊細な味わいが楽しめますよ。
【hpuri】
＜参考商品＞
