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2020年7月11日『リコリスルート』とは?
リコリスはマメ科カンゾウ属の多年草の植物です。和名は「甘草」で、漢方薬としても使われています。
和名でも甘い草と呼ばれているわけですが、学名の „Glycyrrhiza glabra“ は、なめらかな甘い根を意味する言葉が語源となっているそうです。
その名が示すように『リコリスルート』リコリスの根には強い甘味があります。その甘さは、砂糖の約50倍あると言われています。
リコリスと聞くと、園芸に詳しい方の中にはヒガンバナ科のリコリス(Lycoris)を思い浮かべられた方もいらっしゃるかもしれませんが、マメ科の甘草・リコリス(Licorice)とは全く別の植物です。
『リコリスルート』の効用
リコリスルートは、薬用ハーブとして長い歴史を持っています。紀元前500年頃から医療目的で使用されていたと言います。
漢方薬の約7割には甘草が配合されています。他の生薬との相乗効果を狙う、甘みによって飲みやすくする、または他の生薬の刺激を和らげるなど、生薬の調和のために配合されているようです。
リコリスには強い甘みの元であるグリチルリチン酸、フラボノイド、コリン、アスパラギンなどの有効成分が含まれています。
抗炎症作用
関節炎、気管支炎、咽頭炎、皮膚炎、口内炎を改善する作用があります。
鎮静作用
副腎皮質を刺激することで抗ストレスホルモンの生成を促し、リラックスさせます。イライラを緩和し、心を落ち着ける手助けをしてくれます。
抗潰瘍作用
消化管の粘膜を保護し刺激を緩和することで、胃や十二指腸などの潰瘍の治癒を促します。ピロリ菌の増殖を抑えたという研究報告も出ているそうです。
抗アレルギー作用
免疫力を強化する作用があり、抗ヒスタミン作用があります。アレルギーによる皮膚の炎症や痒みを抑えるのに役立ちます。
鎮咳・去痰作用
粘膜を潤す作用と抗炎症作用によって空咳を鎮め、穏やかに痰を押し出す作用があるため、呼吸器疾患に用いられます。
肝機能改善作用
解毒作用があり、毒素を排泄するのに役立ちます。
抗酸化作用
リコリスに含まれるフラボノイドは、肌荒れ予防や美白に貢献する抗酸化作用があり美肌効果が期待できます。
「甘み」としての『リコリスルート』の利用
リコリスは、ヨーロッパやアメリカでは、グミやキャンディーなどのお菓子としても親しまれています。アニスを思わせる独特の風味を持っています。
日本では甘味料として多岐にわたって使用されています。醤油、漬物、水産加工品、ドリンクなどに含まれています。
「甘み」として以外でも、化粧品や医薬部外品、タバコなどにも使用されています。
『リコリスルート』摂取に関して知っておくべきこと
リコリスを過剰に長期間にわたって摂取することは、高血圧やむくみ、頭痛や嘔吐などの副作用を起こすことが示唆されています。
また、リコリスルートの過剰摂取は低カリウム血症の原因となる可能性があります。
特に、妊娠中や授乳中の方、高血圧の方、心臓、肝臓、腎臓、甲状腺に問題を抱えていらっしゃる方は注意が必要です。
「過ぎたるは及ばざるが如し」、取りすぎに注意して、美味しく健康に楽しみましょう!
By Sugi
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