スリランカのキリテーとは?簡単に作れるキリテー風紅茶のレシピをご紹介♪

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皆さん、こんにちは(^∇^)
前回は、インド式ミルクティー・チャイの歴史をご紹介しました。

 

 

ミルクティーと一言でいっても、その歴史や作り方は発祥の国によって違います。
例えば、チャイと通常のミルクティー、ロイヤルミルクティーの3つを比べても特徴が異なります。

 

セイロンティーの産地で知られるスリランカでは、“キリテー”と呼ばれるミルクティーが日常的に飲まれているんですよ!
チャイやロイヤルミルクティーの作り方とよく似ていますが、使う材料や仕上げの工程に明確な違いがあります。

今回は、スリランカ式ミルクティー・キリテーのレシピや作り方をご紹介します♪

 

 

 

●スリランカで人気のキリテーってどんな紅茶?

 

キリテーとは、紅茶の茶葉に多めの砂糖、粉ミルクもしくはコンデンスミルクを使って作るミルクティーのことです。
キリはシンハラ語で「ミルク」を意味しています。

 

日本のミルクティーやチャイでは液体の牛乳を使いますし、チャイではスパイスを入れます。
しかし、キリテーではそのどちらも使用しません。

キリテーで使用する紅茶は、スリランカ産の細かい茶葉が基本となり、ダストやブロークン・オレンジペコ・ファニングス(BOPF)などがよく用いられます。

 

セイロンティーの産地であるスリランカでは、毎朝1杯の紅茶を飲む習慣があります。
家族の中で一番早起きの人が紅茶を作って1人1杯ずつ飲む「ベッドティー」と呼ばれる習慣です。

 

一般家庭ではお母さん(または奥さん)がキリテーを作りますが、上流階級の家庭では使用人が寝室まで運んできてくれるんだとか。
毎日、家族でコミュニケーションを取るいい機会になりそうですね♪

 

 

 

●本場のキリテーの作り方とは?ニュージーランドの粉ミルクが必須!

 

本場スリランカでミルクティーを作るのに牛乳を使わない理由は、気候が暖かく、牛乳が腐るのが早いからです。

そして、キリテーで使う粉ミルクは、ニュージーランド産の脱脂粉乳「Anchor(アンカー)」が主流となっています。
ご自宅で本場の味に近いキリテーを作りたい場合は、アンカーを何とかして入手しなければなりません。
輸入食品を取り扱うショップで探せば見つかりそうですね(^∇^)

 

スリランカのお店では、キリテーを作る時はあまり時間をかけずサッと作るそうです。
本場のキリテーの作り方をチェックしてみましょう。

 

<1>ティーカップに熱湯を注いで温める。

<2>ティーカップやティーフィルターを入れた容器に紅茶の茶葉を入れ、熱湯で紅茶を抽出する。

<3>キリテー用ジャグまたは深めの容器に粉ミルクとグラニュー糖を入れ、熱い紅茶を注ぐ。

<4>スプーンでかき混ぜて粉ミルクと砂糖を溶かす。

<5>2つのジャグを使い、紅茶を高い位置から交互に移し替える。

<6>紅茶にたっぷりと空気を含ませ、表面が泡立ったらティーカップに移す。

紅茶を泡立てることで、まろやかな味になります。

 

 

 

●自宅で簡単に作れるキリテー風紅茶のレシピと作り方をご紹介

 

本場のキリテーを作るには、材料や道具を揃えなければなりませんが、少しアレンジすれば自宅で簡単にキリテー風紅茶を作ることができます。
「ちょっとキリテーがどんなものか試してみたい」という人は、砂糖や粉ミルクを使ってミルクティーを作ってみましょう。

 

キリテー風紅茶(二人分)の材料は次の4点です。

・紅茶の茶葉(セイロンティー)ティースプーン2杯
・水 400ml
・砂糖 大さじ2杯
・粉ミルク 大さじ3杯

 

本場では砂糖をたっぷり入れますが、カロリーや糖分が気になるため少な目にしました。
また、粉ミルクは紅茶用のミルクパウダーを使用しています。

 

キリテー風紅茶の作り方は以下の通りです。

<1>ティーカップに熱湯を注いで温める。

<2>深めの容器に砂糖と粉ミルクを入れて混ぜ合わせる。

<3>鍋に水を入れて沸騰させ、火を止めたら茶葉を入れる。

<4>2~3分程度待って茶葉が抽出されたら、茶漉しで<2>の容器に移す。

<5>2つの容器を使い、なるべく高い位置から数回入れ替える。

<6>ほどよく冷めたらカップに入れて完成。

 

 

 

 

●優しい味わいのキリテーをご家族で楽しんでください

 

今回は、自宅にある材料でキリテー風紅茶を作ってみました。
本場のキリテーとは材料が少し違い、泡立てるのがなかなか難しかったです。

しかし、チャイや通常のミルクティー、ロイヤルミルクティーとは明らかに味の違いを感じました。

 

粉ミルクの懐かしく優しい味わいは、一口飲んだだけでふんわりと包んでくれるよう。
ミルクのコクと砂糖の甘みがしっかりと感じられるため、塩パンやクロワッサンなどあっさりしたパンにも合います。

紅茶の苦みを感じないため、リラックスしたい時にピッタリですよ♪
お子さまも大好きなお味ではないでしょうか。

ニュージーランド産のアンカーが入手できたら、本場のキリテーにも挑戦してみたいと思います。
皆さんも、キリテーをご家族で楽しんでみてくださいね!

【hpuri】

<参考商品>