ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いは?作り方や味を比較してみました!

イギリス式の紅茶の淹れ方「ゴールデンルール」を覚えておいしい紅茶を飲もう
2022年7月11日
8月1日はハイビスカスの日♫夏の疲れや美容に効果的なビタミンCたっぷり!
2022年7月19日
イギリス式の紅茶の淹れ方「ゴールデンルール」を覚えておいしい紅茶を飲もう
2022年7月11日
8月1日はハイビスカスの日♫夏の疲れや美容に効果的なビタミンCたっぷり!
2022年7月19日

皆さん、こんにちは(^∇^)
前回はイギリスに伝統的に伝わる紅茶の淹れ方「ゴールデンルール」をご紹介しました。

 

 

 

 

おいしい紅茶を淹れるには、茶葉の品質と淹れ方がとても重要になってきます。
紅茶の抽出方法一つで、香りや味に大きな違いが生まれます。
ストレートティーだけでなく、ミルクティーにも同じことがいえます。

 

皆さんは、“ミルクティー”と“ロイヤルミルクティー”の違いをご存知でしょうか。

どちらも紅茶にミルク(牛乳)を加えたものですが、発祥地や作り方が異なります。
私も実際にミルクティーとロイヤルミルクティーを作って比較してみましたが、香りや味に明確な違いを発見しました。

そこで今回は、ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いを解説したいと思います!

 

 

 

●ミルクティーとは?発祥の地や作り方について

 

ミルクティーとは、文字通り紅茶にミルクを入れたものです。
紅茶大国といえばイギリスを思い浮かべます。

イギリスでは紅茶=ミルクティーというくらい日常的な飲み物です。
しかし、意外にもミルクティーの発祥地は17世紀のオランダだといわれています。
オランダからイギリスに伝わったとする説が有力です。

 

ミルクティーの作り方は簡単です。通常より濃いめに紅茶を淹れ、ミルクを加えるだけで完成します。
紅茶の量よりもミルクの量が少ないのが一般的です。

 

英語で「tea with milk」と呼ばれるように、出来上がった紅茶にミルクを足すという認識ですね。
日本でいう「milk tea」は和製英語のため、英語圏では通じないと考えておきましょう。

牛乳が紅茶の成分(タンニン)による渋みや苦みを和らげるため、まろやかな味わいになります。

 

 

 

●ロイヤルミルクティーとは?発祥の地や作り方について

 

ロイヤルミルクティーとは、お湯と牛乳で茶葉を煮出し抽出した紅茶のことです。
直訳すると「王のミルクティー」になりますが、そもそも「royal milk tea」自体が和製英語です。
なんと驚くことに、ロイヤルミルクティーの発祥地は日本だったんですよ!

 

1965年頃、大手紅茶メーカーが紅茶を発売する際に、高級感のある「王室風ミルクティー」として売り出したのが起源になっています。
海外ではとろ火で煮る(stew)紅茶ということで、「stewed tea」と呼ばれています。

 

ロイヤルミルクティーは、お湯と牛乳を1:1の割合、あるいは牛乳の量を多くして作ります。

 

基本の作り方は次の手順です。

1.鍋に少量(70~80ml)の水を入れて沸騰させる。
2.弱火にして茶葉を入れ、沸騰しない程度に(2分程度)加熱する。
3.鍋に牛乳(70~80ml)を入れ、弱火で沸騰寸前まで加熱する。
4.茶葉をこしながらティーカップに注ぐ。

ポイントは、茶葉と牛乳を入れる順番です。

茶葉を先に加熱することで、葉を開かせて成分をしっかり抽出することが大切です。

 

 

●ミルクティーとロイヤルミルクティーを飲み比べてみた!

 

ミルクティーとロイヤルミルクティーは作り方が違うため、香りや味にも違いがあるだろうと思い、実際に飲み比べてみることにしました。

まずミルクティーから。
いつもの要領で紅茶(アールグレイ)を淹れて牛乳を入れれば完成です。
爽やかなベルガモットの香りがほのかに漂います。

お味の方は、通常のアールグレイよりも渋みや苦みが少なく、すっきりとした印象です。
加えたミルクが少量だったこともあってか、紅茶の味の方がやや強く、一言で表現すると「飲みやすくなった紅茶」といったところでしょうか(^∇^)

 

次に、ロイヤルミルクティーを作ってみました。
手軽に挑戦してみたかったので、電子レンジを使用して作ることに♪

電子レンジでのロイヤルミルクティーの作り方は次の手順です。

1.ティーカップに茶葉の入ったティーバッグを入れ、1/2杯のお湯を注いでフタをし、1分ほど蒸らします。
2.ティーバッグを入れたまま、牛乳を入れて電子レンジで加熱します。

 

電子レンジを開けてカップを手に取った瞬間に、ほわわ~んとした湯気とともに、ミルクの甘く優しい香りに包まれました。
「香りからすでに違う!」と感じました。

実際に飲んでみると、ミルクティーよりも濃厚で、紅茶の味もミルクの味もはっきりしており、お互いがお互いを引き立たせている印象でした。

「ロイヤル」の名にふさわしいおいしさです。
「せっかくミルクを入れるなら、ロイヤルミルクティーで淹れたいな」というのが個人的な感想です。

 

 

今回は、ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いについてご紹介しました。
ミルクティーの方が手軽に作れますが、味や香りの良さからロイヤルミルクティーの方をおすすめします(^∇^)

 

これまで、ストレートティーばかり飲んでいましたが、牛乳を入れて電子レンジで温めるだけでこんなにおいしい紅茶が飲めるのか!と感動しました。
皆さんも、ぜひミルクティーとロイヤルミルクティーの飲み比べをしてみてくださいね♪

 

ちなみに、ミルクティーに向いているのは、コクや香りが強めの茶葉です。
例えば、アールグレイやアッサム、セイロンなどが挙げられます。
TeaTotalにもこちらの3種を取り扱っていますので、ミルクティー作りにご利用ください。

 

【hpuri】

<参考商品>