チャノキを自宅で育てたい!種や苗からの育て方やポイントを解説

紅茶に合うフルーツは何?アイスティーにフルーツを入れて夏を楽しもう!
2025年8月31日
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皆さん、こんにちは。ライターのhpuriです(^∇^)
紅茶を愛好していると、一度は「手摘みの茶葉から紅茶を作ってみたい」と思うのではないでしょうか。

実際、私も最近チャノキを自宅で育てたいと思うようになり、将来的には紅茶の自家栽培を考えています。

 

チャノキの栽培が初めてだと、何から始めればいいのか、種から育てるのか、それとも苗から育てるのか悩むことがたくさんあります。
チャノキの生育に最適な環境がなければ栽培は難しいでしょうから、チャノキの生長条件や特質を把握しようと考えました。

今回は、チャノキを自宅で育てたい方に向けて、チャノキの特徴や種・苗からの育て方、栽培のポイントをまとめていきます。

 

 

●チャノキはどんな植物?できるお茶や基本の特徴

 

チャノキは、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で、中国やインドなどに自生します。
10~11月頃に開花時期を迎え、ツバキに似た白色の花を咲かせます。

低木なので樹高は1~2mと低めで、狭いスペースでも育てることが可能です。
広い畑がないと栽培できないイメージがありますが、ベランダでも栽培できます。

 

チャノキから茶葉が採れるようになると、紅茶だけでなく、緑茶やウーロン茶、プーアル茶、ほうじ茶などさまざまな種類のお茶が作れます。
見た目や香り、味に違いはありますが、これらのお茶はすべてチャノキから作られているんですよ!

発酵度合いや製造工程によって異なる種類のお茶が作れるのは、チャノキを育てる最大の魅力ではないでしょうか。

 

●チャノキが育つ最適な環境とは?生育条件をチェック

 

チャノキの栽培自体は、植物の中では難易度がそれほど高いわけではありません。
その理由として、チャノキは耐寒性や耐暑性をある程度持っているため、夏は暑く冬は寒い日本の気候でも育てやすいことが挙げられます。

 

ただし、もともと亜熱帯性の植物なので、極端な寒さを嫌い、温暖で適度に降水量のある環境を好みます。
年間平均気温13℃以上、年間降水量1,300㎜以上の地域が適しており、年間平均気温約16℃、年間降水量約1,700㎜の日本は条件を満たしています。

また、極端な土壌の乾燥あるいは過湿を嫌うため、多すぎず少なすぎない適度に水分を含んだ土で育てること、水はけを良くすることが重要です。

 

強い直射日光に弱いため、暑い時期は日陰を必要とします。
理想的なのは半日陰で風通しの良い環境、冬は冷たい風に当たらない環境です。

新芽が出始める頃の「もち病」、春~夏にかけて葉を食べる「チャドクガ」に注意しなければなりません。

 

参考文献:Q1-2 日本ではどのくらいの雨が降りますか(降水量)
https://www.ffpri.go.jp/qa/moritomizu/documents/q1-2.pdf
気象庁 東京(東京都) 日平均気温の月平均値(℃)
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662

 

 

●チャノキは種から育てる?苗から育てる?栽培のポイントは

 

チャノキは種から育てる方が難易度が高く、生長までに時間がかかるため、通常は苗から育てます。
苗から育てる場合、親株から伸びた枝を10~15㎝程度切り取って土に植え付ける「挿し木(方法)」が一般的です。

4~5年で茶葉を収穫できるようになりますが、チャノキが十分に生長するまでには8年以上かかるといわれています。

チャノキを植え付けるのに最適な時期は、3月下旬~4月上旬、9月下旬~10月上旬です。

 

地植えする場合、根鉢の3倍程度の穴を掘り、土壌:腐葉土が7:3になるように植え付けるのがポイントです。
土壌のpHは6.0未満の酸性がベターなので、pHが6.0以上ある場合は土壌改良が必要です。

プランター栽培の場合、育て始めはプランターの大きさを30~38㎝程度確保します。
地植えよりも乾燥しやすいのでこまめな水やりが必要です。

 

生長にともない、数年おきに大きなサイズのプランターに植え替えましょう。

種から育てる場合、発芽までに1~3ヶ月かかることがあり、赤玉土と呼ばれる土壌に植えるのが最適です。
乾燥しないよう適度に水やりを行い、本葉が2~3枚ついたら大きなプランターに移し替えます。

チャノキを植えてから茶葉を収穫できるようになるまで年数を必要としますが、その分茶摘みの感動もひとしおではないでしょうか。

 

 

 

●チャノキの自家栽培や手作り紅茶は家庭でもできる!

 

紅茶をチャノキから育てて作るのは難しそうな印象ですが、実際に自家栽培して家庭で手作り紅茶を作っている方はいます。
ですので、私も機会ができればチャノキの自家栽培や手作り紅茶にチャレンジしたいです。

ちなみに、茶葉を収穫した後は、①茶葉の水分を抜く②茶葉を揉む③発酵させる④乾燥させるの手順を踏んで紅茶を作ります。

 

上の手順のうち、発酵させる過程がもっとも重要で、発酵を進めすぎると苦い紅茶になってしまうので注意が必要です。
乾燥には電子レンジやオーブン、ドライヤーなどが使えるので、家庭でも気軽に挑戦できるでしょう。

日本で栽培される紅茶は「和紅茶」に分類されており、海外の紅茶とは少し風味が違うといわれています。
ティートータルの紅茶のような華やかで濃厚な味わいも良いですが、和紅茶の渋みが少ないまろやかな味わいも魅力的です。

 

美味しい紅茶は、朝のティータイムやリラックスタイムを楽しいものにしてくれます。
ぜひ、皆さんもチャノキの自家栽培や手作り紅茶にチャレンジしてみてください。

参考文献:通信教育講座の諒設計アーキテクトラーニング 家庭でできる紅茶の作り方と注意点
https://www.designlearn.co.jp/tea/tea-article08/

【hpuri】

 

 

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