夏におすすめの氷出し紅茶はカフェイン控えめで安心!お湯出しとの違いは?

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皆さん、こんにちは。ライターのhpuriです。
いよいよ梅雨明けの季節となり、本格的な夏がやってきますね。
「猛暑に注意」とニュースでも伝えられていますが、これからの時期は熱中症にはさらに気を付けたいところです。

 

夏の水分補給について、「お茶やコーヒーなどカフェインが多く含まれる飲み物は適していない」という話を聞いたことがある人もいると思います。
お茶やコーヒーも水分には変わりありませんので、夏に冷たいお茶やアイスコーヒーをごくごく飲まれる人も多いことでしょう。

 

カフェインがNGというのは、カフェインにある利尿作用で尿が排出されやすくなるためです。
お茶やコーヒーほどではありませんが、紅茶にもカフェインは含まれています。

そこで今回は、カフェイン控えめの抽出方法“氷出し紅茶”の魅力や作り方をご紹介していきます!

 

 

●夏におすすめの氷出し紅茶とは?

 

氷出し紅茶(氷出しティー)とは、お湯や水の代わりに氷を使って紅茶を抽出する方法のことです。
氷で抽出した紅茶は冷たくておいしいだけでなく、カフェインが控えめという点も大きなメリットです。

 

カフェインは紅茶を淹れる際の温度によって抽出される量が変わります。
お湯の温度が高ければ高いほど抽出されるカフェインの量は多くなり、温度が低いほどカフェインの量も少なくなります。

 

ある実験では、常温の紅茶に比べて60℃で淹れた紅茶は5倍以上もカフェイン濃度が高く、沸騰したお湯で淹れた紅茶は7倍近くカフェイン濃度が高いことが分かっています。

 

ですので、熱湯で淹れた紅茶を冷蔵庫で冷やしたとしても、抽出されているカフェイン量は多い状態ということです。
一方、氷出し紅茶や水出し紅茶は最初から低温で淹れているため、抽出されているカフェイン量は控えめです。

 

※参考:抽出温度の変化によるカフェイン量のコントロール
https://kozu-osaka.jp/cms/wp-content/uploads/2021/11/183ca770b53f161c92e0ded09031386b.pdf

 

 

●カフェインの量が控えめになるメリット

 

紅茶に含まれるカフェインは苦み成分ですので、多く抽出されると飲んだ時に苦みを感じやすくなります。

この苦みが好きな人もいれば苦手な人もいるため、温度でカフェインの量を調節できるのは紅茶の強みでもあります。
氷出し紅茶は通常よりもカフェインが控えめなので、苦みも少ないと言われているんですよ!

 

カフェインが控えめになるメリットは他にもあります。

カフェインには覚醒作用があり、眠気覚ましや集中力向上に効果が期待できます。

 

朝、眠たくて頭がぼーっとしている時、午後に集中力が切れてきた時などにカフェインを摂ると、頭がすっきりしてやる気が復活した!という経験はありませんか?

その反面、過剰に摂取すると中枢神経が刺激され、めまいや心拍数の増加、興奮、不安、不眠、吐き気などの症状が現れることがあります。

 

例えば、「夜の遅い時間にコーヒーを飲んだら寝つきが悪くなった」というのは、カフェインの覚醒作用によるものです。

紅茶を氷出しで淹れてカフェインが控えめになれば、覚醒作用を緩やかにできると考えられます。
夕方以降に紅茶が飲みたい、だけど覚醒作用は必要ない、という時には氷出し紅茶がおすすめです。

 

 

●氷出し紅茶の作り方とポイント

 

今回、実際に氷出し紅茶を作ってみたので、作り方やポイントをご紹介します。

まずは、氷出し紅茶1杯分に必要な材料を確認しましょう。

・紅茶の茶葉 ティースプーン大さじ1杯
・お湯 少量
・氷 100g

 

つづいて、作り方です。

<1>ティーポットをお湯で温めておきます。

<2>紅茶の茶葉をティーポットに入れ、茶葉が浸るくらいの少量の熱湯を注ぎます。

<3>3分程度蒸らし、ポットに氷を入れて溶け切るまで待ちましょう。

<4>出来上がった紅茶をティーカップに淹れ、お好みで氷を加えたら完成です。

 

氷出し紅茶の基本の作り方はとても簡単です。
ティーカップに淹れた後は、追加する氷が多すぎると味が薄くなるため注意してください。

 

作り方の最大のポイントは、最初に熱湯を注ぎ、ある程度茶葉の成分を抽出させるところです。
この工程を経ることで、紅茶のうま味も程よく抽出されて、味が良くなります。

ただし、カフェインの量を極限まで少なくしたい場合は、2の工程を省き、氷だけで紅茶を抽出してもOKです!

 

 

●氷出し紅茶はあっさりした優しい味が飲みやすい!

 

氷出し紅茶は、お湯出し紅茶特有の苦みや渋みが少なく、あっさりとした味が特徴的です。
口あたりの良い優しい味なので、胃腸の調子が優れない時でもすっきりと飲めます。

 

実際に、氷出し紅茶を飲んでみたところ、「これが同じ紅茶!?お湯出しと比べると、なんて甘くておいしいんだろう!」と驚きました。
苦みや渋みが少ない分、アミノ酸由来の甘みが際立つのだと思います。

 

水出し紅茶と氷出し紅茶との違いは分かりにくいのですが、氷出し紅茶の方が繊細でコクのある味が楽しめます。
氷出し紅茶の方が時間をかけて抽出する分、うま味や甘みも強く感じられますよ!

 

はちみつやミルクを足してアレンジしてもおいしいです。

アッサム、アールグレイ、ダージリン、セイロン…と、紅茶の種類によっても味わいが異なるため、ぜひ皆さんも飲み比べてみてくださいね!

【hpuri】

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