抗酸化作用でアレルギー抑制「ルイボスティー」の鼻炎への効果・効能

コレステロール値を低下させる「ルイボスティー」の動脈硬化への効果・効能
2018年11月8日
鉄分が豊富なルイボスティーは貧血対策におすすめ
2018年11月10日
コレステロール値を低下させる「ルイボスティー」の動脈硬化への効果・効能
2018年11月8日
鉄分が豊富なルイボスティーは貧血対策におすすめ
2018年11月10日

ルイボスティーの効果・効能

 

女性を中心に人気を集めているルイボスティーは、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈一帯のみに自生しているマメ科の天然ハーブ「rooibos」の葉を乾燥させたものです。

古くから不老長寿のお茶として現地で愛用されてきた歴史を持っており、18世紀にスウェーデンの植物学者が世界に紹介したために世界に知られるようになっています。

 

ちなみに、このrooibosとはアフリカーンス語で赤い藪という意味で、その名前が示している通りにルイボスティーは鮮やかな赤い色が特徴です。

また、この赤いという事がルイボスティーの効果・効能にもつながっています。

何故なら、この赤色色素の中に様々な種類のポリフェノールが含まれているからです。

具体的には、Aspalathin・Isoquercitrin・Isoorientin・Orientin・Quercetin・Notofagin・Rutinなどで、これらの成分により強力な抗酸化作用が発揮されます。

 

なお、抗酸化作用とは老化の原因物質といわれている活性酸素の働きを抑制することで、抗老化やアンチエイジングとも呼ばれています。

つまり、ルイボスティーを飲めば若返り効果を期待できるということです。

この様な効果を期待できることが、ルイボスティーが女性から特に支持される理由となっています。

 

さらにルイボスティーにはカフェインが含まれていないので、乳幼児や妊婦でも飲めるほど安全性が高いという事も魅力です。

有害な成分は全く含有していないので、副作用などの危険は一切ありません。

 

なお、原産地の南アフリカ共和国では紅茶の様に牛乳と砂糖を入れてミルクティーにして飲むのが一般的なようですが、日本では大部分の人がそのまま飲んでいます。

花の香りの様な独特の風味はありますが、渋味や苦みがほとんどないスッキリとした味わいで、ホットでもアイスでも楽しむことが出来ます。

 

ルイボスティーの鼻炎に対しての効果

 

女性からの人気が高いということからルイボスティーによる効果・効能は、どうしてもアンチエイジングなどの美容面に偏りがちです。

しかし、南アフリカ共和国では不老長寿のお茶として古くから愛用されていた様に、実はそれ以外にも様々なメリットを期待することが出来ます。

 

鼻炎を予防するというのもそのうちの一つで、これはルイボスティーに含まれているSOD(Superoxide dismutase)という酵素の働きによるものです。

このSODは活性酸素を分解する抗酸化作用と共にアレルギーを引き起こすヒスタミンを抑制する抗ヒスタミン作用を発揮するので、鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎特有の症状に対して改善効果を発揮します。

 

さらに、この様なアレルギーを抑える効果があることからルイボスティーは季節性アレルギー性鼻炎にも有効です。

ちなみに、季節性アレルギー性鼻炎とは花粉などのアレルギー物質が鼻の穴などから体内に入ることにより、鼻水・くしゃみ・鼻づまりを引き起こすという症状のことです。

 

2月~3月にかけての時期のスギ花粉由来のものが広く知られていますが、それ以外にもヒノキ(4月~5月)・カモガヤ(5月~7月)・ヨモギ(8月~10月)・セイタカアワダチソウ(10月~11月)など様々な種類があります。

 

ルイボスティーは、これらの様々な種類の花粉症の全てに対して有効で、しかも効果と引き換えに何かを失うという心配はありません。

何故なら、SODによる抗アレルギー作用は副作用を伴うようなものではないからです。

 

ただしルイボスティーは医薬品ではないので、飲んですぐに鼻水が止まるというわけではありません。

何もしないよりも発生リスクを若干低めるというのが具体的に期待できる効果で、花粉症などの諸症状を予防したい場合は普段から愛用しておくのが良いでしょう。