紅茶とミルクはどちらを先に入れるべき?ミルクティー論争や歴史を学ぼう

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皆さん、こんにちは(^∇^)前回は、紅茶の茶葉を摘む時期による味の違いについてご説明しました。
一番茶はうま味・甘み成分のアミノ酸やテアニンが多く含まれているため「おいしい」といわれるんですね!

 

 

お湯の温度によっても成分量や味が異なりますが、皆さんはお湯出し紅茶と水出し紅茶のどちらがお好みですか?
私は紅茶そのものの味を楽しみたいので、熱いお湯で淹れるようにしています。

 

そして、熱湯で淹れた紅茶をすぐに飲みたい時、温度を調節するために牛乳を足す…なんてこともします。
が、実はこの方法は本場イギリスではNGなんだとか!

今回は、ミルクティーの歴史や、「紅茶とミルクはどちらを先に入れるべきなのか?」というイギリスの“ミルクティー論争”についてご紹介します。

 

 

 

●ミルクティーの歴史はいつ始まった?

 

そもそも、紅茶にミルクを入れるという習慣は、いつ誰が始めた習慣なのでしょうか。

ミルクティーの起源には諸説ありますが、もっとも有力なのは、1655年のオランダです。
東インド会社の大使が中国皇帝の晩餐会に招待された時に、茶にミルクを入れて飲んだのが始まりといわれています。

 

それを機に、オランダでは1680年頃にはミルクティーが普及していったといいます。
そして、その習慣がフランスの上流階級に伝わり、ヨーロッパに広まっていったのです。

 

しかし、1680年にフランスの女流作家・セヴィニエ夫人の手紙の中に、サブリエール夫人が「冷めたミルクを温めるために熱い紅茶を入れた」という記載があることから、フランスが発祥という説もあります。

 

また、19世紀には、粗悪品の茶葉の味をごまかすため・茶葉の量をかさ増しするためにミルクを入れたとも言われています。
現在はスーパーでも購入できる紅茶ですが、当時は高級品だったため、苦みばかり目立つ粗悪品も出回ったのでしょう。

 

 

 

 

●ミルクティーを初めて飲んだ日本人は誰?

 

日本で初めてミルクティーを飲んだとされるのが、江戸後期の伊勢(現在の三重県鈴鹿市)の船頭・大黒屋光功太夫です。

 

大黒屋光功太夫は、1782年にロシアに漂着し、1791年にロシアの女帝・エカテリーナ二世のお茶会に招待されました。
そのお茶会で、本格的なミルクティーを振る舞われたのです。
(ちなみに、この日は11月1日。「紅茶の日」という記念日の由来になっています♪)

 

ミルクティーの歴史が意外にも古いことに驚かされますね!

 

●紅茶が先かミルクが先か?イギリスの“ミルクティー論争”の結果は?

 

「紅茶とミルクはどちらを先に入れるべきなのか?」という疑問を抱いたことのある人はいるでしょう。

どちらを先に入れるかはその人の好みで決めればいいと思いますが、なんと、紅茶の本場・イギリスでは150年以上にわたり“ミルクティー論争”として議論が繰り広げられてきたといいます!
この論争は、紅茶にミルクを入れる習慣が普及した理由にも関係しているようです。

 

議論の結果は2003年の英国王立化学会(RSC)の論文「一杯の完璧な紅茶の淹れ方」で発表されました。
そこでの答えは、「ミルクを先に入れる(ミルク・イン・ファースト)」でした。

 

熱い紅茶の中に冷たいミルクを入れると、たんぱく質が変質して風味が落ちてしまうため、ミルクを先に入れる方が味の変化が少ないとのことです(^∇^)

 

 

 

※アールグレイローズティー

 

 

●紅茶にミルクを入れることのメリットは?

 

もともと、ヨーロッパではコーヒーやお茶にミルクを入れて飲む習慣がありました。
たんぱく質豊富なミルクを入れることで、紅茶のタンニン(渋み)が抑えられることから、ミルクを入れて飲むようになったといわれます。
確かに、ミルクティーはストレートティーよりも味がまろやかですよね♪

 

イギリスのミルクティー論争では、ミルクが先の方が良いという結論が出ましたが、実際にミルクを入れるタイミングは好みや気分次第で構わないと思います(^∇^)

 

日本では、紅茶を先に入れる(ミルク・イン・アフター)」が主流ですし、メリットもあります。
例えば、冒頭で私が申し上げたように、紅茶の温度を調整することもできますし、カップに注がれた紅茶の色を眺めることもできます。

 

ミルクを入れる順番より、「ミルクティー」を楽しく味わうことが大切ではないでしょうか♪

 

ミルクティーにするなら、香りやコクが強い「アールグレイ」がおすすめです♪
中でもTeaTotalのアールグレイローズティーは、ローズの華やかで優しい香りに癒されます。
アールグレイの香り付けに使われているベルガモットは柑橘系ですので、ミルクとの相性も抜群です。

 

ぜひ、皆さんも優雅なティータイムをお過ごしくださいね!

【hpuri】

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