身体のだるさを消し去る「ハーブティー」の疲労回復への効果・効能

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気にかかる体の症状を緩やかに改善してくれる

 

ハーブティーと聞くと、何となくヘルシーでロマンチックなイメージです。

そんなハーブティーが最近、本格的に注目を集めています。

もとより欧米では、ハーブが病気治療に用いられてきましたが、近年では日本の病院でも、ハーブティーを処方するところが出てきています。

 

ところで、そもそもハーブとはどんなものを指すのでしょうか。

ハーブを辞書で引くと薬草。香草。芳香が高く料理などに用いられる植物とあります。

専門書では有効な成分を含む植物の総称と定義されていて、決して特別なものではなく私たちが薬味に用いるネギやショウガ、わさび、シソ、トウガラシなどはすべてハーブと呼ぶことができるのです。

 

ヨーロッパでは古くからハーブをお茶にして飲んだり、成分を浸出させたエッセンシャルオイルを塗ったりする民間療法が一般的でした。

日本でも、風邪のときにショウガ湯を飲んだり冬に柚子湯に入ったりして、ハーブの民間療法がありました。

ハーブティーは体に安全でいろいろな効能や効果があるといっても、特定の症状に即効性を発揮するものばかりというわけではありません。

反対に植物の持つ成分が強く作用し、体に悪影響をもたらすものもあります。

 

持病がある人や妊娠中の人は、医師に相談して飲むほうが無難です。

特に病気とは言えないけれど気になる体の不快感や体質を緩やかに改善する効果を期待しつつ、香りを楽しみながら飲む。

ハーブティーとはそんな身近な存在にしたいものなのです。

体にいいさまざまな効能を持っているハーブですが、毎日の生活の中で手軽にその効能を取り入れるにはお茶にして飲むのが一番です。

風邪やインフルエンザ、花粉症やだるさ、消化促進や疲労回復など体にとってとても効果があるハーブがたくさん市販されていますので、体の症状に合わせて使い分けてみてください。

 

疲労回復やだるさに効果があるハーブティー

 

疲労回復やだるさを改善して、リフレッシュ・リラックス効果が期待できるハーブがスペアミントやパッションフラワー、ハイビスカスやバレリアンといったハーブです。

スペアミントの場合、ハーブティーとして使われるのは数多いミントの中でもスペアミントとペパーミント。

ヨーロッパでは、スペアミントのほうが好まれています。

どちらも清涼感あふれる香りと味が特徴ですが、スペアミントはペパーミントよりも香りがやや穏やかで、ほのかに甘みが感じられます。

リフレッシュやリラックスに効果があり眠気覚ましや、集中力を高めたいときに最適です。

パッションフラワーはほとんど癖がなく、まろやかな味わいになります。

アルカロイドやフラノボイドが含まれ精神を安定させて緊張を解きほぐし、リラックスさせてくれるのです。

ハイビスカスは花が咲いて花弁が落ちた後に咢が発達し、多肉多汁質になった部分を乾燥させて使います。

ルビーのような美しい色、さわやかな酸味が特徴です。酸味が強い場合は蜂蜜を少し加えてください。

ローズヒップや、レモングラスとのブレンドもおすすめです。

酸味の主成分はクエン酸で、梅干しに含まれているのと同じ成分ですから疲労回復に効果があります。

咢の赤色の色素に含まれるビタミンCも、疲労回復や肌荒れの解消に効果があるのです。

 

バレリアンはハーブティーに使用するのは、独特の香りがある根の部分になります。

土臭い草のような香りと味がしますから、特有の香りを和らげるために清涼感のあるミントとのブレンドティーがおすすめです。

バレリアンは天然の鎮痛剤と呼ばれる強い鎮静作用があり、不安で寝付けないといった時や体のだるさなどにもよく効きます。

けいれんを鎮める作用もあり、神経性の消化不良にも効果があるのです。

ただし長期の服用は避けてください。

ハイビスカスやバレリアンで体のだるさを取り、スペアミントとパッションフラワーで体をリフレッシュしましょう。