
デカフェ紅茶はカフェインレスとどう違う?メリット・デメリットは?
2025年10月15日
皆さん、こんにちは。ライターのhpuriです(^∇^)
デカフェ紅茶も飲みやすくて好きですが、目覚めの一杯にはキリっとした海外の紅茶が飲みたくなります。
「イギリス人は紅茶を飲み過ぎ」とまでいわれるくらい、紅茶の本場イギリスでは一日に何杯も紅茶が飲まれています。
イギリスでは朝食でも紅茶が定番になっており、朝食時に飲む紅茶は「ブレックファースト・ティー」と呼ばれているんですよ!
そして、ブレックファースト・ティーで飲まれることが多いのが、“イングリッシュブレンド”です。
イングリッシュブレンドはミルクティーにも合うといわれているので、「紅茶にはミルク派!」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
●イングリッシュブレンドとはどんな紅茶?
イングリッシュブレンドティーは、イギリスの伝統的なブレンドティーです。
3種類の茶葉が使用された紅茶で、一般的にはインドのアッサム・スリランカのセイロン・アフリカのケニアがブレンドされます。
アッサムはイングリッシュブレンドで外せない種類といえますが、ティーブランドや製品によっては、中国のキームンやインドのアールグレイをブレンドしたものもあります。
イギリスではブレックファースト・ティーとして飲まれることが多いため、「イングリッシュブレックファーストティー」と呼ばれることもあります。
個性が強く、渋みやコクもしっかりとした紅茶のブレンドなので、ミルクティー向けに売られていることが多いです。
通常のブラックティーに比べて、抽出した時の水色が濃く、香りが力強いのも特徴的です。
●イングリッシュブレンドティーの発祥と歴史
イングリッシュブレンドティーの発祥には諸説ありますが、イギリス発以外にもアメリカ発祥説があるんですよ!
①アメリカ発祥説
1843年に、ニューヨークの茶商リチャード・デイヴィーズが、中国紅茶にオレンジ・ペコなどの紅茶をブレンドして販売したのがきっかけといわれています。
②スコットランド発祥説
もともと、スコットランドでは朝食に紅茶を飲む習慣がありました。
19世紀、ヴィクトリア女王がスコットランドのバルモラル城で飲んだブレンドティーを気に入り、ロンドンに帰ってからそれを再現しようとしたのがきっかけともいわれています。
18世紀以降、イギリスではたっぷりバターを付けたパンを朝食に食べるのが主流になっており、その朝食に合う紅茶としてイングリッシュブレンドティーが普及していきました。
現在でも、バターを塗ったパンやクッキーなどと合わせて飲まれることが多く、主にブラックティーを好む方に親しまれています。
●イングリッシュブレンドティーの茶葉による香り・味の違い
紅茶にはそれぞれ異なる特徴があるように、イングリッシュブレンドティーも茶葉によって香りや味わいが異なります。
どの紅茶を組み合わせるか、どの紅茶の分量を多くするか、によっても細かな違いが生じるので、基本となる紅茶を一つ決めておくのがおすすめです。
イングリッシュブレンドティーに使用される紅茶の特徴を知ることで、お気に入りを見つけやすくなりますよ!
【アッサム】
アッサムがブレンドされたイングリッシュブレンドティーは、定番中の定番です。
アッサムティーは、濃厚なコクと甘い香りが特徴的で、ミルクティーとの相性が良い紅茶として知られています。
紅茶らしさを感じる上に癖がない味わいなので、紅茶を飲みなれていない人にもおすすめです。
アッサムはCTC製法(茶葉を細かい粒状に加工する製法)で作られたものが多く、成分が抽出されやすく、水色が濃い傾向にあります。
目の粗い茶こしだと、網目をすり抜けてしまい、カップに落ちやすいので注意が必要です。
【セイロン】
セイロンティーは、適度な渋みや苦みが特徴的で、すっきりと爽やかな味わいです。
世界三大紅茶の一つ、標高の高い産地で育てられた「ウバ」はタンニンが多めで、渋みが強いといわれています。
ウバ以外の産地(ヌワラエリヤ・ディンブラ・ルフナ)のセイロンティーは、紅茶の中でもタンニンが少なめで渋みも控えめ。
清涼感があり、さっぱりとした後味を好む人には、セイロンティーがブレンドされたイングリッシュブレンドティーがおすすめです。
【ダージリン】
紅茶のシャンパンと称されるダージリンティーは、新鮮な果実を思わせるフルーティーな香りが特徴的です。
一般的に知られているのは、マスカットフレーバーのあるセカンドフラッシュ(夏摘み)のダージリンで、深いコクと強い甘みがあります。
ファーストフラッシュ(春摘み)のダージリンは、香りや味の果実感は少ないものの、若葉のような繊細さ・爽やかさが特徴的です。
【ケニア】
ケニアティーはアッサムに似ているといわれることがあり、濃厚なコクや強い渋みが特徴的です。
アッサムと同じくCTC製法で作られることが多く、ウッディな香り、重厚感があるものの後味はすっきりしています。
ミルクに風味が負けない紅茶、色の濃い紅茶を飲みたい時は、ケニアブレンドのイングリッシュブレンドがおすすめです。
●アッサム・セイロン・ダージリンは初心者~愛好家まで広くおすすめ
イングリッシュブレンドティーにはさまざまなブレンド方法があります。
ティートータルのイングリッシュブレンドは、アッサム・セイロン・ダージリン(ファーストフラッシュ)をブレンドしています。
紅茶の中でも癖がすくなく、さっぱりした味わいの3種類なので、日常的に飲むのに最適です。
「ダージリンの芳醇な香りが目立っている」というのが、個人的な第一印象です。
紅茶の強さも感じつつ、すっきりと飲めるので初心者~愛好家の方まで広くおすすめできます。
【hpuri】
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