デカフェ紅茶はカフェインレスとどう違う?メリット・デメリットは?

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2025年10月3日
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皆さん、こんにちは。ライターのhpuriです(^∇^)
今年もいよいよホットティーがおいしい季節になりました。

 

最近、市販の紅茶やカフェのメニューでよく見かけるのが“デカフェ紅茶”。
「通常の紅茶よりもカフェインが少ない」という認識がある人は多いと思いますが、実際に通常の紅茶とどのような違いがあるのかご存じでしょうか。

 

デカフェ飲料は、紅茶以外にもコーヒーや緑茶、麦茶などでよく見聞きします。
ノンカフェインやカフェインレスとはどう違うのか。細かな違いが気になりますよね。

そこで今回は、デカフェ紅茶とは何か、メリットやデメリットをあわせて徹底解説していきたいと思います!

 

 

●デカフェ紅茶とは?カフェインは含まれるの?

 

デカフェ紅茶とは、紅茶からほとんどのカフェインを除去した紅茶です。

デカフェコーヒー、デカフェ緑茶などもよく見聞きしますが、そもそも“デカフェ”とはいったい何なのでしょうか。

デカフェとは、「decaffeinated(ディーキャフェネイティド)」のことで、日本語にすると「カフェインを取り除いた」の意味になります。
「decaf(デキャフ)」と略したものが、日本ではデカフェと呼ばれるようになりました。

カフェインを含む飲料から、水や有機溶媒、超臨界二酸化炭素などを用いてカフェインを抽出し、製造されます。

話を元に戻すと、デカフェ紅茶はもともとカフェインを含む紅茶からカフェインを取り除いたもので、カフェインの含有量はゼロではありません。
デカフェ紅茶を含むデカフェ飲料からは、80~90%以上のカフェインが取り除かれています。

一般的なデカフェ紅茶に含まれるカフェイン量は約0.2%程度です。

 

●デカフェ紅茶はノンカフェインやカフェインレスとは違う?

 

通常の紅茶よりもカフェイン控えめな紅茶として、ノンカフェイン紅茶やカフェインレス紅茶などを思い浮かべる人は多いことでしょう。

「デカフェ紅茶とノンカフェイン・カフェインレスの違いがイマイチ分からない…」
という人も多いと思います。

 

ノンカフェインはカフェインを一切含まないことを意味しており、ノンカフェイン紅茶はカフェインゼロの紅茶のことです。
デカフェ紅茶はわずかにカフェインを含むので、両者にはカフェイン量に違いがあります。

デカフェとカフェインレスとの違いは分かりにくく、ほとんど同じ意味で使われますが、厳密には違いがあります。

日本では、カフェインを90%以上取り除いたものが「カフェインレス」と表記されます。
つまり、カフェインレス紅茶よりもデカフェ紅茶の方が、カフェインを多く含む可能性があるということですね。

 

 

●デカフェ紅茶の3つのメリット

 

デカフェ紅茶には、①カフェインの過剰摂取を抑えられる②寝る前でも飲める③味わいがまろやかという3つのメリットがあります。

以下で詳しくご紹介します。

①カフェインの過剰摂取を抑えられる

一日のうちにたくさんの量の紅茶を飲む場合などは、カフェインの摂取量が多くなってしまいがちです。

一般的な紅茶に含まれるカフェインは、1杯あたり30㎎。
健康な成人の一日のカフェイン摂取目安量は最大400㎎、妊婦さんは200㎎/日、子どもはそれ以下の摂取量が推奨されています。

デカフェ紅茶は通常の紅茶よりもカフェイン量が少ないため、カフェインの過剰摂取を抑えられます。

参考文献:厚生労働省|食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

 

②寝る前でも飲める

カフェインには利尿作用や覚醒作用があるため、寝る前に摂取すると睡眠に悪影響が出る可能性があります。
一般的には、就寝時に50㎎以上のカフェインが残っていると入眠の妨げになるといわれています。

デカフェ紅茶はカフェイン量が少ないので、寝る前でも飲めます。

 

③味わいがまろやか

カフェインは紅茶の苦み成分で、抽出温度が高いほど増加します。
デカフェ紅茶はカフェイン量が少なく、まろやかな味わいが特徴的です。

 

 

●デカフェ紅茶の3つのデメリット

 

デカフェ紅茶には、①紅茶本来の風味が弱い②栄養成分が少ない③価格が高めという3つのデメリットがあります。
以下で詳しくご紹介します。

①紅茶本来の風味が弱い

カフェインは紅茶の複雑な味を構成する重要な成分の一つです。
デカフェ紅茶はカフェインが取り除かれている分、紅茶本来の風味が弱くなります。

特に、紅茶特有の苦みや渋みを含めて「おいしい!」と感じる方は、デカフェ紅茶の味が弱いと思うかもしれません。

 

②栄養成分が少ない

デカフェ紅茶は、カフェインを取り除く工程でポリフェノールなどの栄養成分が失われる可能性があります。

また、カフェインも栄養成分の一種です。
カフェインの覚醒作用を得たい場合は、カフェイン量が少ないことはデメリットになります。

カフェインには、疲労感の軽減や集中力の向上などの効果もあるため、多めに摂取したい場合にはデカフェは不向きです。

 

③価格が高め

デカフェ紅茶は特殊な工程を経て製造されるため、通常の紅茶より価格が高めの傾向にあります。
デカフェ紅茶のデメリットが気になる場合、コストパフォーマンスの面で不満を持たれやすいです。

 

●デカフェ紅茶とそうでない紅茶の選び方

 

デカフェ紅茶は「カフェインを最小限に抑えたい」「まろやかな味が好み」という人に向いています。
「眠気覚ましに紅茶を飲みたい」「紅茶ならではの苦みのある味が好き」という人には、通常の紅茶がおすすめですよ!

【hpuri】

 

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